シェル亭号で行く伊勢ツアー  その前に!

わんわんツアースタッフ

2013年10月16日 00:40


弾丸ツアーになってしまった今回の
『東西シェルティコラボ企画  シェル亭号で行く伊勢参拝ツアー』

この記事を書く前に、大事なお客様のワンコを管理しきれなかった事実と、
捜索に協力してくださり、行程が大幅に遅れたにも関わらず、お付き合いくださった皆様に
心から感謝する思いで、そして再びこのような事例を起こさぬように、この記事を先行投稿いたします。



今回の伊勢神宮式年遷宮の年の参拝というのは、20年に一度しかない貴重な体験が出来るとあって、全国から大勢のお客様が、伊勢を訪れます・・・
もちろんワンコ同伴で行けるところも、そうでない所もあるのですが、今回宿泊で利用させてもらった、ホテルで事件が起きました。

1日目、名古屋までは、ほぼ時間どうり、そこから先、道路の渋滞で大幅に遅れて、伊勢入りをしました。
式年遷宮の為の、近隣道路の規制などもあり、宿泊場所に着いたときには、もう、真っ暗・・・
早々に、BBQの夕食に向かいました・・・
ここで、すでに、お料理が、ランク付け間違いとかで、1テーブルだけ、サザエなし!!
会場担当者に、聞いても、的を得ない応えに、支配人直接交渉!!
何とか遅れながら、形を整えましたが、翌朝の朝ごはんは、ホテル本館にワンコ同伴が出来ないため、
コテージタイプのお部屋にそれぞれ置きっぱなしにすることになる状況・・・
が、クレートもなければ、サークルも、ないため、お部屋にワンコを残すことには、一抹の不安が・・・・
かといって、ワンコの数のクレートやサークルをこちらで用意することも不可能であるため、朝食時のワンコ預かりは、ドッグランでわん旅がお預かりすることになりました。
第一便が、7:30 第二便が8:10  マイクロバス送迎を呼んで、本館への送迎をしてもらいます。

れおどんは、一便で、食事をするために、7:30~預かっていました。
第二便を預かる時間になって、プチちゃんが、隣のパターゴルフ場に出ていることに、参加者が気づいて、大慌てで、ドッグランに連れ戻しました。ドッグランは、使わなくなった広いパターゴルフ場を半分仕切って、柵で囲んでありますが、周りのフェンスと柵の間が15センチも開いています。とにかく大慌てで、プチちゃん確保!!穴は、備え付けてあったベンチを引きずって、塞ぎ、ホッと一安心・・・・で2便目の送迎のワンコを迎えた後、みんなの動きが判るよう、ドッグランの入り口で、見張りますが、その入り口の扉の横から、今度は別のレオ君脱走!!わん旅のすぐ後ろをすり抜けましたので。すぐに気が付いて、追いかけました。レオちゃん体重11キロ…しっかり中型犬です・・・・まさかそんな大きさの犬が抜けられるような穴が開いてるのか・・・????
石垣の上につくられているパターゴルフ場ですから、既存のままの仕切りの柵だけにネットが掛けられています。
後で考えれば、隙間だらけと言っても過言ではなかったかもしれません・・・・
中型犬だから、柵は飛び越えなかったかもしれませんが、アジりティをやってる子や、大型犬なら、簡単に飛び越えます。
もし、跳んでも、石垣は、高いところは、2メートル以上の所があり、大きな事故になることは、考えただけでも、わかります。たまたま、今回の子達は、仕切られているところを走ることに専念してくれたので、飛び出し事故にはならなかっただけで、今考えると恐ろしい・・・

レオちゃんは、お泊りした部屋がすぐ傍だったので、一目散にお部屋に向かって走りましたから、わん旅も猛ダッシュで、坂道を走って、お部屋の前で身柄を確保!!抱っこして、ランに戻りリードで係留!!出入り口の扉横には、15センチほどの隙間が・・・・・近くのコンクリートブロックで、ネットを留めて、更に小さいチワワちゃんは、リード係留!
荒い息を整える頃、一便のママ達が帰還・・・・
散々、走ってもう、まったりしてるワンコ達を見た、参加者から、れおどんは・・・?
『えっ!!??最大級18,5キロが見えないって・・・??どういうこと?』
体中が冷や汗で、寒くなりました・・・
いません!!ホントに18,5キロのモフモフが居ません・・・!!
帰ってきたママ達も、柵の周りを見てくれましたが、忽然と姿を消しています。
後で、柵の周りを回って愕然・・・パターゴルフ場との境は、下に直径30センチもの隙間あり!そこから続く柵には、ネットがかぶせてあるだけで、下は、止まっていません・・・つまり押せば、出入り自由・・・・これがドックランと言えるのか・・・後で考えましたが、おかしくないでしょうか?

今までは、何度か自分が使ったことのある施設であったため、今回の場所の、犬を遊ばせる場所としての必要条件や、安全性を今更問うことはできませんが、これからもわん旅として、施設を使う場合、確認や、下見などできない場所は、使用しない。スタッフの数がいる時でなければ、お預かりはしないなど、条件も確立する必要を考えさせられました。

さて、ドッグランから抜け出してしまった、れおどんですが、みんなの必死の捜索でも、目撃情報はおろか、姿は見せてくれませんでした。
リアス式海岸に立つ建物は、坂道に沿って建てられています。アップダウンの激しい道を、みんな汗だくになって声を枯らして探します。

敷地の中を車も走りますから、事故にでも遭わなければいいがと願いながら、あちらこちらから、れお~・れおどん~・どんどん~声が聞こえてきます。他の子達も、ただならぬ気配を感じたことだと思いますが、バスに収容され、不安だったことでしょう・・・みんなゴメンネ・・・

たくさんあるコテージの床下を覗き込んだり、やぶや茂みも、入っていないかガサガサ分け入ってみましたが、どこにもその姿はなく、時間だけが過ぎて行きました・・・
大阪や神戸、愛知からも、メンバーがシェルワラに来てくれるのに、れおどんを置いていけない・・・・・
誰もがみんな、『わが子がいなくなってたら、一生懸命になって探すでしょう・・・』そんな気持ちで動いてくれました。
状況が見えないけど、だからそこ、『応援に行こうか?』と言われた時には、ありがたかったし、絶対に諦めないとも、思いました。

ウィンちゃんの捜索の時を思い出して、このまま長引いたらどうなるんだろう・・・・恐ろしくなってしまいました。
10月とはいえ陽射しが暑く、道路は照り返しもありました・・・この暑さでは道路は歩かないだろうから・・・・とコテージの裏や、階段したなどを、覗いては、声をかけてきましたが、一向に、見つからず、ホテルの支配人はじめ、従業員の皆さんも総出で、探してくれました・・・・・・
12時まで探して、ダメなら精鋭の何人かを残して、次の動きに移ると決めましたが、どうにもこうにも、諦めなどつくはずはなく、後ろ髪を引かれ続けてもう一度だけ、近くのコテージの下を覗き込んでみました。

いた!!唐草模様のバンダナを首に巻いて。大きなお目々で、こちらを見て,伏せている、れおどんをそこに見つけたのです。
『おいで!!』などと言う言葉は、ありませんでした。唸られてもいいから・・・・逃げられてなるモノか・・・の思いが強く、唐草のバンダナに手をかけましたが、あっさりと誘導にしたがって出てきてくれました。
草の実もついておらず、やぶに入った形跡も見えないことから、探しまわるみんなを避けて、日影、木陰を転々としていたのでしょう・・・・・
それでも、歩いてのどが渇いているらしく、ハアハア言ってます・・・・・・・
コテージ下から引き出して、18,5キロをホールドしたときには、絶対に離さないという思いで、すぐに抱き上げていました。

今でこそ、笑い話で済みますが、次の日から、体中が筋肉痛で・・・・・履いていたGパンは、くっつきの実だらけで、まるで迷彩柄・・・・・
汗をぼたぼた掻きながら、坂道を18,5キロを抱えて、『見つけたよ~』と何度も、叫びながら、みんなの待つバスに向かって歩きました。
腕も、足も、ブルブル震える中で、それでも下ろせず、何度も立ち止まりながら、・・・・・でも、一緒に探してくれたみんなの姿が見えたとたん、体中の力が、抜けて18,5キロを抱いたまま、その場にへたり込んでしまいました・・・・・
耳元にレオどんの、暑い吐息を受けながら、走り寄るみんなの姿がどんどんかすみました。



見つかったからこそ、笑い話にもなりますが、あのまま、見つけられなかったら・・・・と思うと今でも、背中が寒くなります。

宿泊したホテルを責めるつもりはありませんが、こちらも含めて、お互いが考えることがあった事例ではないでしょうか?
Ⅰ支配人のお人柄で、一緒に探してくださった従業員の皆さん、本当にありがとうございました。

また、シェル友 チワワ友の皆さんの、団結力、行動力、優しさ、相手を思いやる気持ち、言葉に出さなくても、その眼差しや、行動から、ビシビシ伝わってきます。だれ一人として、諦めようとしないその、思いに助けられ、ツアーを終えることが出来ました。
明日から、楽しいブログにしていきますよ!!




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