2015年06月28日

かのこちゃんが旅立ちました・・・

 6月27日の午後12時35分 かのこちゃんがお空に旅立ちました・・・

昨年の7月4日に、千葉県の保護センターから、間一髪のところをレスキューして、その後、7月10日に静岡にて大きな手術をして、驚異的なスピードで7月26日に退院し、シェル亭の一員に加わった、バイブルーのかのこ
術後は、足元もおぼつかず、少しの段差でも、つまずいて歩くのも大変だったのに、スパルタ式なのかどうなのかは、定かではないにしても、シェル4頭コリー1頭の数の中で生きていくために、どんどん丈夫になって、最近では、ご飯を食べるためにクレートに入れると、がぜん強くなった気になるらしく、一丁前に、『ワンワン』騒ぐほどまでになってました。(これが良い事なのか、躾的に良くないことなのかはさておいて、あの手術を乗り越えたかのこが、ここまで、自己主張をすることが嬉しくて、大いに騒がせてました!)

シェル亭がおやつに並ぶと、その後ろに、少し離れてちょこんとお座りして、序列から、一番最後だけど、おやつをもらうと、必ず、落っことしてから、慌てて、パクパク・・・(前歯の隙間から、おやつをとりこぼしてしまうんです・・・我が家では、おはぎとかのこは『お口開けた-ズ』と呼ばれていました。)
我が家に来たころは、トイレもシートの認識があったりなかったりだったのに、1ヶ月もしないうちに、サークルから出して、シートに誘導すると、おトイレも出来るようになり、お外に出せば、玄関出たら、すぐにしゃがみ込んで、玄関タイルの上でも、オシッコが出来るという、室内お外両方OKな、手間のかからない可愛いバアバになりました。
他のシェル亭のみなさんが先に寝室に行くと、かのこは、ママとお台所で、コソコソ、・・・ママのおやつ作りの味見係をしていましたね。
ホエーの仕込みの時も、かのこだけが、大役を任されることもしばしば・・・嬉しい役回りは、真夜中にやってくると、覚えたようで、昼間は、良く寝て、夜は、ママの動きをチェックしていたようです。

ママと二人っきりで、真夜中に、ボールを投げっこして遊んだり、お腹なでろと、ひっくり返ったり、外から帰ると、サークルの中から、いい子いい子しに来いと、立ちあがったりもしたね・・・ノーマークだったので、まさか、お台所のニンジンを何本も、齧り散らされるとは思ってもいませんでしたが、それも、かのこがやったと判ると、愛おしくて叱れなくて、ニンジンの色素が沁みついたかのこの足をお風呂場で洗いながら、『かのちゃん、なかなかやるな!!』と大笑いしたり。
ママのカバンに隠してあったパンに齧りついたり・・・すぐに見つかって取り上げられたら、ブーブー文句言ってたけどね・・・
夜寝る時は、2階の寝室に上がるのに、階段はNGだから、必ず抱っこしてもらっていくのに、『抱っこおいで!!』というと、前足をかけて、ピョンと跳びついて抱かれる姿は、何ともカワイイ・・・

手術で、背中だけ残したモヒカンみたいに毛を刈っていたのに、1年も経ったら、見事なモフモフになって、どこに出かけても、綺麗なわんちゃんですね・・・と声を掛けられて、自慢のワンコだったよ・・・バスでも、みんなと一緒に、旅行も行ったし(添乗員じゃなくてかのこは便乗員だったけどね・・・)川遊びもしたし、雪遊びもしたね、お留守番も、お利口に出来たし、ご飯の時の待ても、ちゃんとできたよね。(来たころは、待てなかったのにね・・・・)  何だか、順番もバラバラなのに、その時の表情や、情景はやけに鮮明に覚えているもんなんですね・・・・

年齢も11~12才くらいは行っているだろうとと思われていたため、日のうちのほとんどを寝て過ごしていたかのこ・・・それでも、
朝夕のお散歩は、必ずれあちゃんと一緒に、1キロ弱をヒョコタンヒョタンと歩いて、あちこちクンクンしたり、アスパラガス食べたり、サラダバーしたり、お外の刺激を楽しんだよね・・・・・

23日の火曜日の夜、(我が家のワンズは夕ご飯が、7時くらいなのですが・・・)8時半頃、かのこが、食べたものを吐き戻ししました。
今まで、手術後も吐くことも、下痢をすることも一度もなかった かのこが食べたものをすべて吐き戻ししたことにビックリして、翌日24日に、朝一で、病院を受診しました。  24日の朝も、胃液を吐くので、点滴と吐き気止めのお薬を注射してもらいました。

かのこちゃんが旅立ちました・・・
診察台の上で、不安なかのこ・・・採血中です!!


注射をしてもらって、少しお外で、休憩しながら、芝生の感触を楽しんでいるようでした。

かのこちゃんが旅立ちました・・・

かのこちゃんが旅立ちました・・・


お友達が来るのを待って、一緒にランチを食べて、その後、会社に帰ってから、涼しいところで、寝ていましたが、

かのこちゃんが旅立ちました・・・


夕方になっても、吐き気が治まらないので、4時に再度病院へ・・・お友達のワンコ達が、罹患したこともある、膵炎が疑われたため、再度検査をして、リパーゼの値を診てもらいました。膵炎の検査キットの 強の値を示す青いマークがひときわ、濃かったのを覚えています・・・その日のうちに入院して、次の木曜日は、休診なので、面会は出来ませんでしたが、金曜日の朝一で、面会に行きました。

かのこちゃんが旅立ちました・・・

後ろ足にチカラが入らないらしく、すぐにベターと伸びてしまうので、ヨガマットを敷いてもらっていましたが、オシッコも出てしまうので、お腹周りがベチョベチョになりました。お腹バリカン掛ける前でしたが、抱っこさせてもらいました。オシッコ臭くても、カワイイ!!(笑) 自撮りしてみましたが、かのこ笑っているように見えます・・・・・でも抱き上げると、気管がもともと狭いので、息が苦しくなるのか、ゼイゼイ言うので、20分ほど面会して預けてきました。次の日は、お昼前に面会に行くことを約束して・・・・今日の土曜日、面会に向かう支度をしているところへ、病院から、電話が・・・・『昨夜遅くに何度か、吐き、今朝方から、急に頭をあげることもできないくらいになってきています・・・どのくらいで病院に来られますか?』  『すぐにいきます!!』  病院に着くとかのこは、床にバスタオルをひいてもらって、横になっていました。耳元で『かのこ』と呼びかけると、グーグーと体をのけぞらせるように、動こうとするので、意識はあったのだと思います・・・

もともと肝臓に腫瘍も残ったままだったので、それが、悪化したのかもしれませんが、腹水がたまった状態で、このまま回復手術をすることになれば、麻酔をかけた時点で安楽死のようになるかもしれないという状況に、最期はお家で看取る!!という決断をしました。

お家に連れて帰って15分ほどでした。 

ママが『かのこ』の名前を呼び続ける中で、今まで、肩で大きな息をしていたかのこの心臓の動きがゆっくりになり、口だけで息をする仕草を三度ばかり見せた後、静かに息を引き取りました。
たくさん頑張ったね、ゆっくりお休み・・・腕の中でかのこは、旅立ちました。保護施設の冷たいコンクリートの上で一人で逝かせることは避けられたけど、もう少し、一緒に居たかった・・・まだまだ、看病する時間も欲しかったよ・・・かのこ・・・早すぎるよ・・・

旅立ちの準備は出来ましたが、明日は、ママの傍にいてもらいます。
シェル亭のみんなも何気に、傍にいます。
大事な家族だったんだもの・・・・かのこ・・・

かのこちゃんが旅立ちました・・・

ママが大切に育ててる、お庭のバラは、蕾のままでしたが、大事な かのこにどうしても持たせたくて、蕾のまま切り取ってきました。
かのこの顔の傍で、ママのかわりにお空についていきます。



かのこを保護して、手術にあたり『かのこ基金』を立ち上げ、たくさんの方から、寄付を頂きました。
その寄付のお陰で、かのこちゃんは、充分な医療措置を受けさせてもらうことができ、美味しいご飯も食べられました。
月曜日にお空に還りますが、かのこを送った後に、お伝えしたいことがございますので、次の、ブログに書かせていただきます。

大勢の皆様に応援していただき、ご支援を頂きましたことをお礼申し上げます。
そしてみなさまから、託された かのこを、こんなに早く送ってしまいましたことをお詫びいたします。
一足先に逝ってしまいましたが、かのこを託してくださったことを心から感謝いたします。





Posted by わんわんツアースタッフ at 00:16│Comments(4)
この記事へのコメント
かのこちゃんのお知らせ、ありがとうございました。
私の大事な大事なお空の住人に面差しの似ていたかのこちゃん。
お空に向かって頼んでおきます。
仲良く暮らすんだよ。
お空にはたくさんのお友達がいることでしょう。
ずっとずっと仲良く、幸せにね。
いつか会える日を信じて。

ママさん
並外れた行動力でかのこちゃんを助けてくださり本当にありがとうございました。
Posted by ろいまま at 2015年06月28日 11:07
ろいままさんへ

先住のお空組の皆さんに、よろしく頼んでくださいね。
もう少し、一緒に居たかったんですが、チカラ及ばずでした・・・・もう少し看病させてほしかったな・・・いつもはヒョコタンヒョコタンとしか歩かないくせに、こんな時ばかり駆け足で・・・・でも、いつか必ず帰ってくると思って送り出します。 応援ありがとうございました。
Posted by わんわんツアースタッフわんわんツアースタッフ at 2015年06月28日 11:58
お邪魔致します。
ご報告の記事、辛い事と御察しいたしますが、ありがとうございましたm(._.)m。
我が家のミクも、一時、膵炎に苦しんだ時期もあり、看病も大変だったかと。
あんな辛い状況から救い出して、こうして一人の幸せなシェルティちゃんとして看取られた事、本当に頭が下がります。皆様の活動、周囲の雑音に惑わず、これだこの奇蹟を起こされた事、素晴らしいですね。
いくら時間があっても足りない思いかもですが、かのこちゃん、逆境負けず、日本一頑張って、幸せを手にした子ですね。皆のお手本だと感じます。
Posted by レオミクパパ at 2015年06月29日 11:10
レオミクパパさんへ

あまりにも、急に逝ってしまったので、何も追いつかない状態でした・・・何か、気が付くことがあったのではないか?とか、もっと頻繁に血液検査をしていればよかったか・・・とか、悔やまれることもありますが、たくさんの皆さんに支えていただいて大きな手術も乗り越えたんだから、まだ、大丈夫という油断があったんでしょうかね・・・・どんなに泣いても、かのこは戻って来ませんが、私達に出来る活動は立ち止まらないように、繋いで行きます!!かのこちゃんの思いを次へ繋いで行きます!!支えてくださってありがとうございました。
Posted by わんわんツアースタッフわんわんツアースタッフ at 2015年07月03日 10:19
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。